






ブラジル カラコル コミュニティー
Origin of Sul de Minas
火山性土壌が育む、ブラジル南部の豊かな甘さ
ブラジル南部、スル・デ・ミナスの山岳地帯から届いたスペシャルティコーヒーです。カラコル山脈沿いに点在する小規模農家によって育てられたこのロットは、レアンドロ・テイシェイラとパウロ・テイシェイラ兄弟が中心となり、コミュニティ全体で品質向上に取り組みながら生み出されています。ブラジルらしい安定感のある甘さを軸にしながらも、高地ならではの繊細な酸と透明感が感じられる仕上がりです。
この地域は、スル・デ・ミナスの中でも1,100m〜1,400mと比較的高い標高に位置し、豊富な雨と強い日差しに恵まれています。火山灰由来のミネラル豊富な土壌に加え、昼夜の寒暖差が大きいことで、コーヒーチェリーには果実のような明るい酸味と甘さがゆっくり蓄えられていきます。今年はエルニーニョの影響で例年以上に雨量が多かったものの、それがポジティブに働き、例年よりも厚みのある質感と豊かな甘さが感じられる収穫となりました。
カップからは、レモンを思わせるシトリックな印象とともに、ヘーゼルナッツやレーズン、ミルクチョコレートを連想させる甘さが広がります。クリーミーな口当たりとリッチな余韻が重なり、ブラジル ナチュラルらしい安心感の中に、この土地ならではの奥行きが静かに感じられるロットです。
感じられるフレーバー
Land and People
土壌と気候が育てる、スル・デ・ミナスの味わい
カラコル山脈周辺は、ブラジルの中でも火山活動由来の土壌を持つ珍しいエリアです。長い年月をかけて形成された赤土には、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、それがこの地域特有の重厚な甘さや複雑な風味につながっています。
また、この土壌は粘土質でありながら、水はけと通気性のよさを兼ね備えています。しっかり水分を保ちながらも根に酸素が届きやすいため、コーヒーの木は健やかに育ち、果実には十分な栄養が蓄えられていきます。さらに、土壌中の微生物がミネラルをコーヒーの木が吸収しやすい形へ変換することで、クリーンで伸びやかな風味が育まれています。
このロットを手がけるのは、地域の小規模農家たちによるコミュニティです。収穫や乾燥の基準を共有しながら、互いに品質を高め合うことで、土地ごとの個性と安定した品質を両立しています。FAF Coffeesを通じて築かれてきた長期的な関係性も、このコーヒーを支える大切な背景のひとつです。
Native Varietals
ブラジルを支えてきた、Yellow CatuaiとMundo Novo
このロットには、イエローカツアイ(Yellow Catuai)とムンド・ノーボ(Mundo Novo)という、ブラジルを代表する二つの品種が使用されています。どちらもブラジルの研究機関によって発展してきた品種で、現在のスペシャルティコーヒー生産を支える存在として広く栽培されています。
Yellow Catuaiは、安定した収穫量と品質の高さから、長年世界中のロースターに親しまれてきた品種です。特にイエロー系統は、レモンやオレンジを思わせる明るい酸味と、軽やかな甘さが現れやすい傾向があります。ブラジルらしい甘さを持ちながらも重たくなりすぎず、クリーンな後味につながりやすいことも特徴です。
一方のMundo Novoは、ブラジルコーヒー特有の厚みある甘さや力強いボディを支えてきた品種です。チェリーにしっかり甘さを蓄える性質を持ち、焙煎後にはチョコレートやナッツを思わせる風味へとつながっていきます。このロットでは、Yellow Catuaiの明るさと、Mundo Novoの豊かな質感が重なり合うことで、親しみやすさの中に奥行きを感じる味わいに仕上がっています。
Natural Process Craft
果実の甘さを引き出す、ナチュラルプロセス
このコーヒーは、ブラジルで古くから親しまれてきたナチュラル精製によって仕上げられています。完熟したコーヒーチェリーを果肉ごと乾燥させることで、果実由来の甘さや風味がゆっくりと種子へ移り、厚みのある質感と豊かな余韻が生まれていきます。
Sul de Minasの豊富な日差しは、ナチュラルプロセスに適した乾燥環境をつくり出します。今年は雨量にも恵まれたことで、チェリーには十分な水分と糖分が蓄えられ、例年以上にクリーミーな口当たりと、レーズンを思わせる凝縮感のある甘さが感じられる仕上がりとなりました。
乾燥工程では、コミュニティ内で収穫タイミングや乾燥基準を共有しながら丁寧に管理されています。ブラジル ナチュラルらしい親しみやすい甘さを持ちながらも、重たくなりすぎず、クリーンな印象へと整えられていることも、このロットの魅力です。
Selected Lot Journey
毎年選び続けている、信頼できるブラジル
このカラコル コミュニティーは、WOODBERRY COFFEEでも継続的に買い付けを行っているロットのひとつです。ブレンド用として長年使用しながら、その品質の安定感と完成度の高さから、シングルオリジンとしても継続してご紹介しています。
今回のロットは、ブラジルのコーヒー価格が大きく上昇する前のタイミングで契約していたこともあり、現在の市場状況を考えると比較的良い条件で確保することができました。半分を前払いする形で長期的な関係を築いているため、単なるスポット購入ではなく、生産者との継続的な取り組みの中で生まれているロットでもあります。
このロットは、ブラジルのスペシャルティコーヒー輸出業者であるFAF Coffeesを通じて届けられています。FAFは、小規模生産者との長期的な関係を大切にしながら、カップクオリティだけでなく、土壌環境やコミュニティの持続性まで含めた“総合的な品質”を重視しているパートナーです。
前回はCatuai単一品種でしたが、今回はYellow CatuaiとMundo Novoによるコミュニティロットへと変化しています。それぞれの個性が自然に重なり合うことで、ブラジルらしい安心感のある甘さと、今年ならではの厚みのある質感がより明確に表現されています。
Taste of Sul de Minas
甘さと質感に、ブラジルの風土が重なる
ヘーゼルナッツやミルクチョコレートを思わせる穏やかな甘さ。レモンのようなシトリックな印象が全体を引き締め、レーズンのような凝縮感とクリーミーな質感が余韻にゆっくりと広がります。
派手さを競うのではなく、土地が持つ力と、生産者たちの積み重ねによって生まれるバランスの美しさ。Sul de Minasという産地の豊かさを、日々の抽出の中でじっくりと感じていただけるスペシャルティコーヒーです。
ダークローストならではの厚みある甘さと、ブラジル ナチュラルのやわらかな余韻は、チョコレートや焼き菓子などの甘いお菓子との相性もよく、朝食や食後の時間にも自然に寄り添います。食事と合わせても風味が埋もれにくく、日常のさまざまなシーンで楽しんでいただけるコーヒーです。
【生産国】ブラジル
【地域】スル・デ・ミナス
【農協】カラコル コミュニティー
【生産者】レアンドロ・テイシェイラ、パウロ・テイシェイラ
【標高】1,100m - 1,400m
【品種】イエローカトゥアイ、ムンドノーボ
【プロセス】ナチュラル
【焙煎度】深煎り
Country:Brazil
Region:Sul de Minas
Cooperative:Caracol Community
Producer:Leandro Teixeira, Paulo Teixeira
Altitude:1,100m - 1,400m
Varietals:Yellow Catuai, Mundo Novo
Process:Natural
Rost Level:Dark Roast
コーヒーの保存方法について >>
コーヒー豆は、チャック付バッグに入れてお届けいたします。
背面にはコーヒー豆の焙煎日が記載されています。
<美味しく飲む目安>
ハンドドリップ:焙煎から2〜3週間くらいが豆の持つ風味がバランスよく感じられます。
エスプレッソ:焙煎から3週間前後くらいが甘さを感じやすく、ミルクとの相性もよく感じられます。
焙煎後2ヶ月くらいまでを目安にお召し上がりください。
<長期保存について>
飲みきれない場合は密閉容器で冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、半年ほどの期間を目安にお召し上がりください。
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