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記事: 【6月のおすすめ】エルサルバドル トレス・ポソス農園 / パカマラ ナチュラル

【6月のおすすめ】エルサルバドル トレス・ポソス農園 / パカマラ ナチュラル

【6月のおすすめ】エルサルバドル トレス・ポソス農園 / パカマラ ナチュラル

今回は、6月のおすすめ「エルサルバドル トレス・ポソス農園 / パカマラ ナチュラル」をご紹介します。

トレス・ポソス農園の基本情報

  • 生産国:エルサルバドル
  • 地域:アロテペック・メタパン
  • 生産者:アルマンド・グァルダード
  • 標高:1,650m
  • 品種:パカマラ
  • プロセス:ナチュラル
  • 焙煎度:浅煎り


エルサルバドル北部、チャラテナンゴ県サン・イグナシオ。標高1,650メートルに位置するトレス・ポソス農園は、アロテペック=メタパン地域における注目の生産地です。農園名の「Tres Pozos(3つの井戸)」は、敷地内に存在する水源に由来しており、冷涼な高地気候と火山性の肥沃な土壌という好条件のもと、優れたスペシャルティコーヒーが生産されています。

農園を運営するアマンド・グアルダード氏は、17歳でアメリカに移住した後、約30年を経て帰国。自身の農園を立ち上げ、地域の若年層雇用の創出と教育にも尽力しています。収穫時には、一般的に行われる3回のピッキングのうち1回を意図的に省略することで、樹勢を維持しながらチェリーの熟度と品質を最大化するという持続可能な農法を採用しています。

このような品質志向の取り組みにより、トレス・ポソス農園は設立からわずか数年でCup of Excellence 2021にて7位、2022には13位に入賞するなど、国際的な評価を獲得しました。


テロワールについて

エルサルバドル北西部、グアテマラ国境にほど近いチャラテナンゴ県。この地は、中米でも珍しい非火山性の地質と、明瞭な乾季、昼夜の寒暖差に恵まれた高地気候が交錯するテロワールを有しています。

チャラテナンゴの土壌は、火山灰ではなく、古代の海洋性堆積岩(頁岩・石灰岩など)や変成岩の風化によって形成されています。カルシウム、鉄、マグネシウムといった微量ミネラルが豊富に含まれ、pHは火山土壌よりもやや中性に近いバランス。これがコーヒーに、明瞭で伸びやかな酸、クリスタルのような透明感、そして心地よいミネラル感をもたらします。

1,650mという標高の高さは、気温の緩やかな上昇とともに昼夜の寒暖差を生み出します。日中は十分な日照を受けながら、夜間は気温が大きく下がるため、果実はゆっくりと成熟し、糖度と芳香が凝縮されていきます。このプロセスが、コーヒーに華やかさと熟した果実感を与える鍵となっています。


カップからは、アプリコットやプラムを想起させるストーンフルーツの明るい酸と、バニラやシナモンのようなスパイスの香りが調和し、洗練された果実味と深みのある余韻を感じていただけます。

土地の個性と生産者の哲学が凝縮された、極めて完成度の高い一杯です。


エルサルバドル / トレス・ポソスのおいしい淹れ方

今回のトレス・ポソス農園のパカマラ種ナチュラル・プロセスでは、コーヒーがもつ果実の輪郭や華やかさを引きだすために、抽出レシピに工夫を施しました。

ドリッパーは、内側にリブがすくなくチャネリング(お湯がコーヒー粉と十分に接触せず抜け出てしまう現象)が起きにくい「HARIO V60 MUGEN」を使用することで、しっかりとしたボディ感、滑らかな口当たりを実現しています。

また、味の構成を整えるために、前半にお湯を集中して注ぐことで酸や甘さを際立たせ、後半は注湯を抑えることでビター感を抑制しています。その結果、フルーティーな香りや甘さが引き立ち、雑味なく洗練された味わいに仕上がります。ぜひお試しいただければと思います。


  • 使用器具:HARIO V60 MUGEN
  • フィルター:abaca+ 円すいフィルター
  • コーヒー:16g, Timemore C3S #14クリック (中挽き)
  • 水:240g, 白神山地の水
  • 湯温:92℃


  1. ドリッパーに16gの中挽きのコーヒーをセットします。
  2. タイマーをスタートさせ、40gまでお湯を注ぎます。
  3. タイマーが0'35になったら160gまで。
  4. タイマーが1'10になったら240gまで。
  5. ドリッパー内のお湯が落ち切ったら抽出終了です。


おすすめの淹れ方はInstagramでもご紹介しています!

 

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