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記事: 【5月のおすすめ】エルサルバドル ミレイディ パカマラ

【5月のおすすめ】エルサルバドル ミレイディ パカマラ

【5月のおすすめ】エルサルバドル ミレイディ パカマラ

今回は5月より販売の「エルサルバドル / ミレイディ」農園のパカマラ種ウォッシュドアプロセスのコーヒーをご紹介します。私たちがエルサルバドルを初めて訪問したとき(2022年)に出会ったミレイディ農園は、トロピカルフルーツを思わせるフレーバーとクリーミーなマウスフィールをもち、パカマラらしい味わいをしたユニークなコーヒーだと感じています。私たちにとっては、パカマラといえばミレイディ農園といっても過言ではないほど好きな農園です。

また初めての買い付け直後に、当時の農園主であるエベルさんが亡くなり、農園の存続自体が危ぶまれる中、支援のためにクラウドファンディングを立ち上げ、買い付け量を増やす取り組みを行った思い出深い農園でもあります。皆さまのご支援もあり、農園は無くなることなく、エベルさんの奥さんのノレルヴィアさんが引き継がれ、なんと直近の2023年COE品評会で1位に輝くほどの素晴らしいコーヒー作りを継続しています。

エルサルバドル内でも屈指の品質を誇るミレイディ農園のパカマラをぜひお楽しみください。

<ミレイディ農園の基本情報>

  • 地域: アロテペック・メタパン
  • 生産者 : ノレルヴィア・デ・ディアス
  • 標高: 1,350 m
  • 品種: パカマラ
  • プロセス: ウォッシュド





<ミレイディ農園のテロワールと特徴的な味わい>

ミレイディ農園はエルサルバドル北西部、アロテペックメタパン地域チャラテナンゴの標高1,350mに位置する農園です。チャラテナンゴという地域は、かつて内戦の戦場となり荒野と成り果てた過去があります。ここから、コーヒー産業の復興のため、当時エルサルバドルで開発されたばかりの高品質なパカラマ種が積極的に植えられ、30年ほど経った現在ではチャラテナンゴのパカマラ種はエルサルバドルを代表するコーヒーとなっています。



そのチャラテンゴの中でも、私たちが惚れ込んだのがこのミレイディ農園です。1番の特徴は甘さを伴った明るく繊細な酸味と透明感のある甘さです。フルーティーな印象が心地よく続き、かつ強度が高いことも特徴的です。毎年エルサルバドルを買い付けで訪れる際、銘柄を伏せた状態で50種類ほどテイスティングするのですが、その中のどれがミレイディ農園かわかる味わいをしています。「ミレイディ農園の味がする」。ここまで明確な味わいを持っている農園は、世界中を探しても僅かだと思います。




<今年(2024年)の訪問で気付いた3つのこと>


今年は収穫のタイミングに訪問することができ、農園を見学してまわることで気づいた特徴的な点が3つありました。

1つ目は、杉の木が多いこと。
2つ目は、シダ系植物が育っていること。
3つ目はコーヒーノキが自由に育っていることです。

杉の木はコーヒー栽培にかんしてよく話題にのぼる植物です。杉は土壌のpHを下げ、コーヒーに明確な酸を与えてくれるといいます。エルサルバドルのチャラテナンゴは杉が多く植わっているエリアだと聞いていましたが、ミレイディ農園はそのなかでもとくに杉の木が多く感じました。
2つ目のシダ系植物が育っていることからは、湿度の高いエリアだということがわかります。こうした環境から、コーヒノキが野性味を帯びて、生き生きと育っているのが確認できました。

そしてもうひとつ、今回の訪問で子どもたちも逞しく成長している姿を見ることができて、何よりも安心しました。買いつけの初年度に、帰国後にエベルさんの訃報を聞いてクラウドファンディングを立ち上げて買いつけ量を増やしたり、翌年以降も継続して購入してよかったと心の底から感じました。




<ミレイディ パカマラの美味しい淹れ方ガイド>

今回、そんなミレイディ農園からご紹介するのはパカマラ種ウォッシュトのコーヒーです。

ミレイディ農園のユニークなポイントは酸味の甘さや明確さにあり、ウォッシュトがもっともミレイディ農園の魅力を感じやすいコーヒーだと感じています。その酸味の甘さと明確さのなかに、トロピカルフルーツやプラムのフレーバーを感じていただければ嬉しいです。また、口当たりもとても滑らかで、ハニーやバニラのニュアンスも見つけることができるでしょう。エルサルバドルのパカマラ種を代表するような、ミレイディ農園のコーヒーをお楽しみください。

  • 使用器:HARIO V60
  • 水:南アルプスの天然水
  • 粉量:15g Timemore C3 #14クリック
  • 湯量:250g 93℃

 

  1. ドリッパーに15gの中挽きのコーヒーをセットします。
  2. タイマーをスタートさせ、40gまでお湯を注ぎます。
  3. タイマーが0’40になったら100g。
  4. タイマーが1’20になったら150g。
  5. タイマーが1’45になったら200g。
  6. タイマーが2’10になったら250g。
  7. ドリッパー内のお湯が落ち切ったら抽出終了です。



ミレイディ農園パカマラ種は、トロピカルフルーツやプラムを思わせるまろやかで明るい酸味と、奥行きのある滑らかな口当たりが特徴的なコーヒーです。今回はその魅力を最大限活かすレシピを組んでみました。
コーヒーの奥行きを引きだすために、ドリッパーはHARIO V60を使用し、粉の層を厚くすることで多層的な抽出がしやすい環境をつくっています。また、湯温を高めに設定することで明るい酸味を抽出し、明るく奥行きのあるテイストが実現できていると思います。ぜひお試しください。

 

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